医療的ケア児保育を推進する御所の杜ほいくえんに野田聖子 子ども政策担当大臣が来園
子ども政策担当大臣として
6月25日、あだち福祉会が運営する御所の杜ほいくえん(京都市中京区)に、野田聖子 子ども政策担当大臣が来園されました。野田大臣は、今月10日に開催された東京バイオマーカー・イノベーション技術研究組合(TOBIRA)の研究交流フォーラムで、足立病院が企画した子宮頸がんをテーマにしたシンポジウムにもゲストとして参加いただいております。
自身も医療的ケア児の母親である野田大臣は、京都で医療的ケア児保育を推進してきた御所の杜ほいくえんの事業にご賛同、今回の来園へとつながりました。当園、当院の関係者をほいくえんに招き、野田大臣のお話を伺いました。
大臣は、子ども政策のほかに特命大臣として多数の福祉政策を担っていますが、「何度も三途の川を渡りそうになりながら」子育てをされてきた母親として、こども家庭庁の設置は悲願だったと語りました。そして、「この国に生まれてきたすべての子どもには幸せな人生を送る権利があり、子ども自身はもちろん、今まで一方的に介護を担わされてきた女性の活躍、幸せな人生のためにも、国が人と金をこどものために使わなければならない」とご自身の経験を交えて政策の抱負を述べました。
医療的ケア児保育クラス ひまわり組
御所の杜ほいくえんでは、かねてより医療的ケア児保育クラス、ひまわり組を運営してきましたが、このたびクラスルームの拡張工事が落成。完成したばかりの園舎に野田大臣をお迎えし、園児と交流をしていただきました。
「いつもあなたとあなたの家族のために」をモットーに掲げる足立病院グループは、産婦人科からはじまり、女性が抱える様々な問題に取り組んでまいりました。社会の構造的な問題に向かい合うためには、一団体だけの力では足りず、多くの社会的プレイヤーを巻き込んでいくことが必要と考えています。
医療的ケア児保育、こども宅食など、様々な社会活動に携わってまいりました。この少子化の時代に家族になることを選択した、おかあさんとこどもたちへのまなざしが大きな波となって社会に広がっていくことをめざして、今後も活動を続けていきます。